アミノ酸シャンプーは、シャンプーの中では非常に低刺激であり、多くの人にとってプラスの効果を示します。
アミノ酸は、髪の毛や頭皮と同じ構成成分であることや、アミノ酸シャンプーのほとんどが天然由来成分であることが低刺激の所以ですが、だからと言って、すべての人にとって、アレルギーを引き起こさないとは限りません。
この記事では、アミノ酸シャンプーが合わないと感じたときの対処法について、確認していきたいと思います。
アミノ酸シャンプーが合わない人には4つの理由があります。
アミノ酸シャンプーが合わない人には4つの理由があります。
それらの理由を見ていきましょう。
1.ケラチンアレルギー
ケラチンとは、髪の毛や皮膚を作っている成分であり、アミノ酸がむすびついて作られたたんぱく質の総称です。
加水分解ケラチンには、髪の毛を保湿する成分があり、髪の毛の指通りを良くして艷やかに仕上げる作用があるのですが、中にはケラチンに対してアレルギーを起こす人もいます。
2.脂性の人
アミノ酸シャンプーは、洗浄力が弱いので、皮脂の分泌が多い人にとっては、十分に皮脂汚れが洗い落とせないため、ベタつきを感じてしまいます。
しかし、オイリー肌を自覚している人であっても、アミノ酸シャンプーを使い始めることによって、皮脂の分泌量が正常に機能するようになる可能性もあります。
アミノ酸シャンプーを使い続けるうちに体質が変わることもありますので、しばらくは頑張って続けてみましょう。
3.整髪料を多く使う人
大量のワックスを使ったり、ハードスプレーがガチガチに固めた髪の毛には、アミノ酸シャンプーの洗浄力は心もとないかと思われます。
整髪剤をたくさん使用している場合には、アミノ酸シャンプーは不向きとなります。
4.アミノ酸以外の配合成分が合わない
アミノ酸は、比較的アレルギーを起こす人が少ない成分ではありますが、すべての人にとってアレルギーが起こらないというわけではありません。
しかし、やはりアミノ酸はアレルギーリスクが少ないと言われていますので、アミノ酸シャンプーでアレルギーが起こったとしても、まずはアミノ酸以外の成分がアレルギーの原因になっていないか確認することも大切です。
シャンプーの原材料を、病院に見てもらった上で、アレルギー検査を受けることをおすすめします。
アミノ酸シャンプーでかゆくなるならもしくはフケがでるなら
アミノ酸シャンプーを使用し始めてから、「かゆくなった」「フケが出るようになった」と感じている人がいるようです。
その原因を探っていきましょう。
1.洗い残しがある
アミノ酸シャンプーは、洗浄力が強くないため、シャンプー時間が短いと、十分に洗いきれていないというデメリットがあります。
汚れや皮脂があまりにも多く残ってしまうと、かゆみやフケの原因になってしまいます。
2.すすぎが足りない
アミノ酸シャンプーに限らず、すすぎが足りず、シャンプーが頭皮に残ってしまうと、かゆみやフケの原因となります。
アミノ酸は髪や頭皮に対して、マイルドな成分だと言われていますが、シャンプーはシャンプーですので、残ることは好ましくありません。
シャンプー時間の倍以上の時間をかけて、しっかりとすすぐようにしましょう。
3.他のアミノ酸シャンプーに変える
アミノ酸シャンプーと一言で言っても、成分はいろいろありますし、それぞれ異なる特徴を持ちます。
泡立ちが良いもの、ダメージヘアにも優しいもの、アレルギー性が低く特に安全性が高いもの、いろいろあります。
アミノ酸成分を確認し、一度タイプの違うアミノ酸シャンプーも試してみることをおすすめします。
アミノ酸シャンプーを快適に使う方法
アミノ酸シャンプーは、洗浄力がマイルドで髪に優しい分、扱い方には少々注意が必要です。
この章では、アミノ酸シャンプーの正しい使用方法について紹介します。
1.先にお湯で予洗いをする
まずお風呂に入る前に、髪の毛をブラッシングしましょう。
髪の汚れをブラシで落とし、髪の毛のもつれをほぐすことにより、シャンプーの泡立ちも良くすることができます。
お風呂に入るとまず、シャンプーを髪の毛につける前に、シャワーのお湯で予洗いをしましょう。
約38℃程度のぬるま湯で髪と頭皮を5分程度、洗います。
お湯だけの洗髪でも、汚れの8割は落とすことができると言われています。
ここでしっかりと汚れを落としておくことにより、この後のシャンプーがぐっと楽になります。
アミノ酸シャンプーを使う量の節約にもなりますし、洗浄力が弱いというアミノ酸シャンプーの弱点を補うことにも繋がります。
2.強く洗いすぎない
アミノ酸シャンプーは、高級アルコールシャンプーと比べると泡立ちにくいため、つい強く洗ってしまいがちです。
しかし、爪を立てて頭皮を洗うことは、頭皮が炎症を起こす原因となります。
シャンプーをするときには、指の腹を使って優しく洗うようにしましょう。
3.生え際やサイドと後ろのすすぎ残しに注意
シャンプーは、生え際や耳の横あたりに残ってしまうことが多いです。
アミノ酸シャンプーに関わらず、シャンプー後にはしっかりとすすぎをすることが大切ですが、特に生え際とサイドと後ろのすすぎ残しには気をつけましょう。
泡が見えなくなったからと言って、すすぎが終わったわけではありませんので、しっかりと時間をかけてシャンプーをすすいでいきましょう。
アミノ酸シャンプーでアレルギーが起きたら
アミノ酸シャンプーでアレルギーが起こったことがある人はまず、パッチテストをしてみましょう。
二の腕あたりに2倍に薄めたシャンプーを塗布し、数時間後放置します。
新しいシャンプーを使う前に、パッチテストをしておけば安心ですね。
アミノ酸シャンプーできしむなら
高級アルコール系シャンプーには、シリコンが入っているものが多く、シリコンには髪の毛をツルツルにして、指どおりを良くする効果があります。
アミノ酸シャンプーはノンシリコンのものが多いので、髪がきしんでしまうことがあります。
しかし、アミノ酸シャンプーを使い続けるうちに、ダメージを表面的に抑え込んでいただけのシリコンが除去されますので、髪の毛にアミノ酸が吸収されるようになります。
アミノ酸シャンプーを使うことで徐々にきしみが改善されていくはずです。
アミノ酸シャンプーが合わないでパサパサなら
アミノ酸シャンプーには、保湿力もありますので、通常はパサつくことはないはずなのですが、それまでシリコン入りのシャンプーを使っていた人にとっては、表面的にはパサパサになったように見えると思います。
アミノ酸シャンプーが完全に髪に馴染むまでの数カ月間は、ヘアオイルや洗い流さないトリートメントなどでケアするようにしましょう。
アミノ酸シャンプーで肌荒れするなら
アミノ酸シャンプーは、頭皮や髪の毛、お肌と同じ成分であるため、肌荒れを起こすことは極めて少ないのですが、絶対にないとは言い切れません。
しかし、アミノ酸シャンプーに含まれているアミノ酸以外の成分が肌荒れの原因となっている可能性が高いです。
別のアミノ酸シャンプーに変えて様子を見てみるのもひとつの手です。
シャンプーが合わない合わないか判断する基準
アミノ酸シャンプーを一本使い切ってもなお、きしみがゴワつきがひどかったり指通りが悪い場合は、そのアミノ酸シャンプーは合っていないと判断しても良いと思います。
アミノ酸にも種類はいろいろありますので、別のタイプのアミノ酸を試してみましょう。
アミノ酸シャンプーの場合、髪の毛をなめらかにするために、潤滑油となる成分が配合されています。
潤滑油は、シリコンの代わりとなる成分になりますので、ノンシリコンであっても髪のきしみやごわつきを改善することができます。
アミノ酸シャンプー以外の低刺激なシャンプー
フケやかゆみに悩む敏感肌の方には、抗炎症成分配合されたシャンプーがおすすめです。
殺菌成分が入っていますので、頭皮の炎症を抑え込むことができます。
また、特にフケとかゆみの症状が収まらない場合には、オクトピロックスが配合されたシャンプーが効果的です。
アミノ酸シャンプーを上手に使うのがベスト
シャンプーボトルの裏には成分表が書いてありますが、配合量が多い順に記されています。
アミノ酸シャンプーを購入するときには、上の方に表記されている成分を確認してから購入に至るようにしましょう。
アミノ酸にもいろいろ種類はありますし、またそもそもアミノ酸成分がほとんど含まれていなかったということもありますので、注意してください。
こちらのページもご覧ください↓
[surfing_other_article id=”2957″]まとめ
今回は、アミノ酸シャンプーが合わないと感じたときの対処法などについて、紹介しました。
アミノ酸シャンプーが合わないと感じても、ある程度は根気よく続けた方が良い場合が多いです。
ぜひこの記事を参考にしながら、アミノ酸シャンプーと向き合ってみてください!