アミノ酸シャンプーの効果を知れば、健康な頭皮と髪を維持できます。
それはアミノ酸シャンプーは市販のシャンプーより、頭皮や髪にやさしいからです。
実は市販のシャンプーは洗浄力が強すぎて、頭皮や髪の毛を痛ませている可能性が高いのです。
アミノ酸シャンプーに変えれば、頭皮と髪の毛は本来の健康な状態になる体験ができるでしょう。
それではまず、アミノ酸シャンプーの効果がどのようなしくみなのか見ていきましょう。
アミノ酸シャンプーの効果のしくみ
アミノ酸シャンプーは頭皮や髪の毛にやさしいシャンプーといわれます。
ではなぜそういわれるのか、シャンプーの洗浄成分のしくみから見ていきます。
洗浄成分には水と汚れや皮脂をくっつける作用がある
シャンプーの洗浄成分の特徴は、「水」と「汚れや脂」をくっつける効果があります。
例えば、マヨネーズはお酢とサラダ油というそのままでは分離してしまうものを卵が乳化させてくっつけています。
たとえのように、水と油はそのままでは分離してしましますが、シャンプーの洗浄成分はその水と汚れや皮脂をくっつける作用があるのです。
そして水で洗い流せば、汚れと皮脂はとれます。
洗浄力の強い一般のシャンプーは保湿成分も除去してしまう。
ところが、市販の多くのシャンプーは頭皮や髪の毛に必要な保湿成分まで水とくっつけて洗い流してしまうのです。
市販のシャンプーは高級アルコール系(硫酸系・スルホン系)の洗浄成分を使ったものが多く、この高級アルコール系とか石油系界面活性剤とよばれるものが、頭皮や髪の毛の必要な保湿成分まで水とくっつけてしまう成分です。
なので、市販のシャンプーを使っていると、さっぱり感はあるけど、髪が乾くとパサパサだったり、頭皮が乾いて突っ張ったり、かゆくなったりします。
これは、多くの人がシャンプーとはそうゆものだと思ってきたかもしれませんね。
アミノ酸シャンプーは保湿成分を除去しない
一方アミノ酸シャンプーは水と保湿成分をくっつけないので、頭皮や髪の毛に保湿成分が残ります。
アミノ酸シャンプーは洗浄力は少し落ちるのですが、頭皮や髪の毛の保湿成分を残し健康な状態にするのです。
アミノ酸シャンプーは洗浄力が弱いため、余洗いが必要
アミノ酸シャンプーを使うと、余洗いが必要です。
なぜかというと、アミノ酸は石油系界面活性剤などより水と汚れや皮脂をくっつける能力が少ないために、洗浄力が若干弱いのです。
だから、アミノ酸シャンプーにしたならば、シャンプーの前にお湯のみで余洗いが必要になります。
余洗いとは、お湯のみで洗うことになりますが、汚れや余分な皮脂の7割はお湯で落ちるので仕上げにアミノ酸シャンプーを使う感じになります。
アミノ酸シャンプーの余洗いとシャンプーのやり方をしていくと、1週間も立たないうちに、抜け毛が減ったり、頭皮がかゆくならなくなったり、フケが少なくなる人もいるので、おすすめです。
アミノ酸シャンプーの期待できる効果
アミノ酸シャンプーを使うと、以下のような様々な効果が期待できます。
- 保湿効果が期待できる
- 美髪効果が期待できる
- 抜け毛減少が期待できる
- ダメージが軽減できる
それは今まで使ってきた石油系のシャンプーで被ってきたリスクが回避されたからです。
それではひとつひとつ見ていきましょう。
保湿効果が期待できる
アミノ酸シャンプーは、頭皮や髪の毛に必要な保湿成分を洗い流しません。
だから、頭皮や髪の毛に必要な保湿成分が残され、バリア機能が保持されます。
また、頭皮の乾燥を防ぐため、乾燥が原因のフケが軽減されることも期待できます。
美髪効果が期待できる
アミノ酸シャンプーは髪の毛に保湿成分である皮脂を必要な分だけ残します。
その結果、髪の毛は潤いを保つようになり「きしみ」や「うねり」などから解放されます。
アミノ酸シャンプーの美髪効果は使い続けて早い時期に感じることができます。
抜け毛減少が期待できる
アミノ酸シャンプーを使い始めると抜け毛が減少する効果を感じることができます。
それは、これまで使用してきた市販の石油系界面活性剤使用のシャンプーが刺激が強く、抜け毛の原因になっていたからです。
実際に市販のシャンプーからアミノ酸シャンプーに変えた人は抜け毛が減ったと口コミしています。
アミノ酸シャンプーは低刺激で肌にやさしく、抜け毛が起こりにくいシャンプーなのです。
ダメージが軽減できる
アミノ酸シャンプーを使うとダメージケアができます。
アミノ酸はタンパク質の一種で、髪の毛もタンパク質です。
だから低刺激で髪の毛が傷みにくいのです。
また、保湿成分である髪の毛に必要な皮脂を残して洗い流すので、程よく髪の毛は保湿されダメージを受けにくくなります。
[surfing_other_article id=”2993″]アミノ酸シャンプーとはシャンプーの種類のこと
アミノ酸シャンプーはシャンプーの種類だということは、先ほどからお伝えしてきましたが、
ではシャンプーの種類を見ていきましょう。
アミノ酸シャンプーの位置づけはどのようなものか分かると思います。
シャンプーの種類は以下の通りです。
石鹸系シャンプー
アミノ酸シャンプー
の3つに大別できます。
上から刺激の強いもの、その次に強いもの、一番下のアミノ酸シャンプーは一番刺激が弱いものに分類されます。
それではそれぞれ見ていきましょう。
高級アルコール系(硫酸系・スルホン系)シャンプー
高級アルコール系シャンプーは洗浄力が強い石油系界面活性剤を使ったシャンプーです。
泡立ちが良く、使い心地がよいのが特筆づべき所です。
代表的な成分は
- ラウリル硫酸ナトリウム
- ラウレス硫酸ナトリウム
- ラウレス硫酸アンモニウム
です。
洗浄力と脱脂力が強いので、整髪料を大量に使う方や頭皮の皮脂が多い人に向いています。
しかし、フケに悩む人や、パーマやカラーリングなどで髪の毛が傷んでいる人には向きません。
原価が安いこともあって、多くの市販シャンプーが該当します。
石鹸系シャンプー
石鹸系シャンプーもやや刺激の強いシャンプーです。
合成界面活性剤は使用せず石鹸が原材料なので、肌には優しいのが特徴です。
しかし、脱脂力が強く、頭皮や髪の毛の必要な皮脂まで取り除いてしまいます。
だから保湿力には欠けるところがあります。
またアルカリ性なので、髪の毛がきしむことがあります。
そしてアミノ酸シャンプー
アミノ酸シャンプーはアミノ酸系合成界面活性剤を使ったシャンプーのことを言います。
洗浄力は石油系や石鹸系に劣りますが、保湿成分である皮脂を多少残して洗い流すため、髪の毛や頭皮の健康に良いシャンプーです。
代表的な成分は
- ココイル・ラウロイルで始まる成分
- メチルアラニンのつく成分
があります。
アミノ酸シャンプーの種類
アミノ酸シャンプーの立ち位置がわかったと思いますが、
アミノ酸シャンプーにもいろいろ種類がります。
アミノ酸シャンプーの成分で洗浄力の強いものからあげてみます。
- サルコシン系:最近は使われていません
- グリシン系:石鹸系に似ていてキシみが出やすい
- タウリン系:泡立ちがよくさっぱりした洗いあがり
- アスパラギン酸系:泡立ちはよくすっきりした洗いあがり
- アラニン系:髪の毛にボリュームを与えたいときによい
- グルタミン酸系:保湿力が高く、ダメージケアに最適
となります。
グルタミン酸系ダメージケアによい
グルタミン酸系は、頭皮が乾燥しやすくフケかゆみのある方に最適なアミノ酸シャンプーです。
成分表示に「ココイルグルタミン酸TEA」とあるのが一番良いでしょう。
アミノ酸シャンプーのメリットと向いている人
アミノ酸シャンプーのメリットは、頭皮と髪の毛の保湿力を回復し、ダメージケアできるところです。
頭皮が乾燥しやすく、髪の毛にキシみやうねりを改善したい人、そして乾燥からくるフケやかゆみを改善したい人に向いています。
そして、抜け毛を減らしたい人にも向いています。
アミノ酸シャンプーのデメリット向いていない人
アミノ酸シャンプーのデメリットは、洗浄力が弱いことです。
アミノ酸シャンプーは予洗いが必要なので面倒な方には向きません。
また、脱脂力が強くないので、整髪料を多く使う人や皮脂の多い方には物足りなく感じるでしょう。
アミノ酸シャンプーの効果:まとめ
アミノ酸シャンプーの効果を見てきましたが、アミノ酸シャンプーは何かを知れば、損をすることなく有効に使うことができます。
アミノ酸シャンプーは特に、頭皮を守りたい人髪の毛の自然な艶を保ちたい人に向いています。
薄毛で悩む方にもアミノ酸シャンプーは抜け毛の減少効果を感じることができます。
アミノ酸シャンプーは向いていない人もいますので、本文をよく読んでいただいて、賢くアミノ酸シャンプーをお使いください。